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展示会ブースをつくるとき、「決められた形の商品を並べるだけでは、自社らしさが出しにくい」と感じることはありませんか。
テンションファブリックは、布製のグラフィックをフレームへ取り付けて使用する展示アイテムです。印刷面のデザインだけでなく、商品に応じて形状、サイズ、組み合わせ、設置する機能などを検討できます。
直線型のバックウォールを中心にする、曲線やアーチを加える、カウンターと同じデザインで統一するなど、展示目的やブースの広さに合わせて空間を整えられる点が魅力です。
この記事では、テンションファブリックをカスタマイズする6つの方法と、注文前に確認したいポイントを初心者の方にも分かりやすく解説します。
カスタマイズできる主な6項目
- ブースに合う形状を選ぶ
- 設置場所に合わせてサイズを決める
- 印刷グラフィックを制作する
- ブランドカラーを統一する
- カウンターやアーチなどを組み合わせる
- スクリーンを交換して次回も使用する
1. テンションファブリックのカスタマイズとは?
テンションファブリックのカスタマイズというと、印刷デザインだけを変更するイメージがあるかもしれません。
実際には、ブースの目的や使用場所に合わせて、表示面の形、サイズ、配置、組み合わせるアイテム、必要な機能まで検討できます。
グラフィックだけでなく空間全体を考える
例えば、企業名を大きく見せたい場合は、ブース奥に横幅のあるバックウォールを配置します。
入口を目立たせたい場合はアーチやタワーを加え、受付をつくりたい場合は同じデザインのカウンターを組み合わせます。
一つの商品を選ぶのではなく、「来場者にどこから入ってもらい、何を見せ、どこで商談するか」という空間全体から考えることがポイントです。
すべての商品が同じ仕様に対応するとは限らない
カスタマイズできる範囲は、商品やフレーム構造によって異なります。
希望する形や機能がある場合は、商品を決める前に、ブース寸法、完成イメージ、必要な機能を整理して確認しましょう。
2. 形状とサイズをカスタマイズする
方法1|目的に合う形状を選ぶ
テンションファブリックには、直線型だけでなく、商品に応じて曲線、アーチ、タワー、間仕切りなど、さまざまな形があります。
形状ごとの主な役割は次のとおりです。
| 形状 | 主な役割 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 直線型 | ロゴや商品写真を大きく見せる | ブース背面、説明会、撮影背景 |
| 曲線型 | やわらかな印象と奥行きをつくる | ブランド展示、受付背景 |
| アーチ型 | 入口や通路を印象づける | ブース入口、イベントゲート |
| タワー型 | 高い位置にロゴや案内を表示する | 通路側、ブース角、ゾーニング |
方法2|ブース寸法に合わせてサイズを決める
大きな表示面ほど目立ちやすくなりますが、ブースいっぱいにパネルを置けばよいとは限りません。
受付カウンター、商品展示台、商談テーブル、来場者が通るスペースも必要です。
商品本体の幅と高さだけでなく、脚、接続部品、カウンター、モニターなどを含めた完成寸法で確認しましょう。
動線を残して配置する
アーチや曲線パネルを使用するときは、来場者の入口が狭くならないように注意します。
ブースの外から商品が見えるか、スタッフが移動できるか、商談スペースへ自然に案内できるかも確認してください。

3. 印刷デザインとカラーをカスタマイズする
方法3|目的に合うグラフィックを制作する
テンションファブリックの印刷面には、企業ロゴ、商品写真、イラスト、ブランドカラー、キャッチコピーなどを使用できます。
表示面が大きくても、多くの情報を詰め込みすぎると、何を伝えたいのか分かりにくくなります。
まずは、来場者に最初に覚えてもらいたい内容を一つ決めましょう。
情報を3段階に分ける
- 最初に見せる情報: 企業名、ブランド名、商品名
- 次に見せる情報: 商品写真、短いキャッチコピー
- 近くで見せる情報: 詳細説明、QRコード、連絡先
細かな説明は、カタログ、モニター、卓上POPなどへ分けると、ファブリック面をすっきり見せられます。
方法4|ブランドカラーを統一する
バックウォール、アーチ、カウンター、タワーに共通の色を使うと、形の異なるアイテムでも一つのブースとしてまとまります。
基本色、背景色、文字色、アクセントカラーを決め、必要以上に多くの色を使わないことがポイントです。
アイテムをまたぐ写真は位置に注意する
複数のパネルへ一枚の写真をつなげる場合は、フレームやパネルの境目に人物の顔、商品名、ロゴが重ならないようにします。
完成後の配置を確認できるレイアウト図を作成してから、印刷データを仕上げると安心です。

4. アイテムを組み合わせて機能を追加する
方法5|必要な役割を持つアイテムを追加する
ブースの背景だけでなく、受付、商品展示、案内、動画説明など、必要な役割に合わせてアイテムを追加します。
受付にはファブリックカウンター
受付カウンターをバックウォールと同じ配色にすると、来場者が受付場所を見つけやすくなります。
天板にはカタログ、名刺受け、タブレット、商品サンプルなどを置けます。
入口にはアーチやタワー
アーチやタワーは、ブースの入口や境界を分かりやすくするために使用できます。
高い位置へ企業名を表示すると、周囲の来場者や展示物に隠れにくくなります。
商品説明にはモニターや棚
動画を見せたい場合はモニター、実物商品を並べたい場合は棚や展示台を追加します。
ただし、モニターや棚を取り付けられるかどうか、取り付け方法や耐荷重は商品ごとに異なります。注文前に対応可否を確認してください。
カタログスタンドで詳細情報を補う
大型グラフィックにはブランドのメインメッセージを掲載し、細かな情報はカタログスタンドへ分けます。
来場者が自由に資料を取れる位置へ置きながら、入口や通路をふさがないように配置しましょう。

5. 使用目的に合わせたカスタマイズ例
1小間の展示会ブース
限られたスペースでは、背面のバックウォールと受付カウンターを中心に構成します。
必要に応じて、ブース角へ細長いタワーやカタログスタンドを追加します。商品数を増やすより、入口と通路を広く残すことが重要です。
大規模な展示会ブース
複数のバックウォール、アーチ、タワー、間仕切りなどを組み合わせ、展示、商談、受付のエリアを分けます。
どの方向から来場者が来ても企業名が見えるよう、複数の面へロゴを配置すると効果的です。
ポップアップストア
ブランドの世界観を伝える背景と、商品展示用の棚やカウンターを組み合わせます。
期間限定店舗では搬入・撤去時間が限られることがあるため、収納サイズ、設営人数、施設の利用規定も確認しましょう。
撮影・フォトスポット
人が立つ中央部分には重要な文字を置きすぎず、ロゴや装飾を上部または左右へ配置します。
写真や動画へブランド名が自然に入る位置を、撮影距離やカメラの画角から確認してください。
| 使用シーン | 基本となるアイテム | カスタマイズのポイント |
|---|---|---|
| 1小間ブース | バックウォール、カウンター | 動線を広く残して情報を絞る |
| 大型ブース | 複数パネル、アーチ、タワー | 受付・展示・商談を分ける |
| ポップアップストア | 背景、カウンター、商品棚 | 商品と背景のデザインを統一する |
| 撮影スペース | ワイドバックウォール | 人物とロゴが重ならないようにする |
6. スクリーンを交換して繰り返し活用する
方法6|本体を残してグラフィックを変更する
対応する商品では、フレームを継続して使用し、ファブリックスクリーンだけを新しいデザインへ交換できます。
新商品発表、季節イベント、採用説明会など、使用目的が変わるたびに本体一式を用意するのではなく、表示面だけを更新できる場合があります。
再利用しやすいデザインにする
複数のイベントで同じスクリーンを使用する場合は、開催日、会場名、期間限定の価格などを大きく印刷しない方が再利用しやすくなります。
変更の多い情報は、卓上POP、モニター、カタログ、差し替え式の案内へ分けましょう。
本体の品番とサイズを記録する
次回スクリーンを追加注文するときに備え、本体の商品名、品番、完成サイズ、印刷面サイズを保管しておきます。
似た形の商品でもスクリーン寸法や縫製仕様が異なる場合があるため、見た目だけで判断しないことが大切です。

注文前の確認チェックリスト
- ブースの幅・奥行き・高さを確認したか
- 来場者が通れる入口を確保しているか
- 会場の高さ制限や設営ルールを確認したか
- 必要な形状・サイズ・数量を決めたか
- モニターや棚の取り付け可否を確認したか
- 印刷面の継ぎ目と重要な文字の位置を確認したか
- 写真の解像度やロゴデータに問題がないか
- 必要な設営人数と搬入方法を確認したか
- 次回スクリーンを交換する予定があるか
よくある質問
希望するサイズで製作できますか?
対応できるサイズは商品やフレーム構造によって異なります。設置場所の寸法、希望サイズ、完成イメージを整理して、注文前に対応可否をご確認ください。
デザインデータがなくても注文できますか?
対応するデザインサービスを利用する場合は、ロゴ、写真、文章、ブランドカラー、参考イメージなどを用意して制作を相談できます。
モニターや棚を取り付けられますか?
商品によって対応可否や取り付け方法が異なります。使用するモニターや展示物のサイズ・重量も含め、事前にご確認ください。
ファブリックスクリーンだけを交換できますか?
表示面を交換できる商品では、本体フレームを残してスクリーンだけを更新できます。本体の品番と対応スクリーン寸法をご確認ください。
まとめ|形・デザイン・組み合わせから考える
テンションファブリックのカスタマイズは、印刷デザインを変更するだけではありません。
ブースの広さや目的に合わせて形状とサイズを選び、バックウォール、アーチ、タワー、カウンターなどを組み合わせることで、自社に合う展示空間をつくれます。
デザインでは、一番伝えたい内容を明確にし、ロゴ、写真、色、書体を複数のアイテムで統一することがポイントです。
また、対応する商品では、フレームを再利用しながらスクリーンだけを交換できます。今回の展示だけでなく、次回どの部分を再利用するかも考えて構成を決めましょう。
