提灯でお店の雰囲気を和風に!購入時の選び方をご紹介

提灯でお店の雰囲気を和風に!購入時の選び方をご紹介

和の雰囲気を演出できるアイテムのひとつに「提灯」があります。古くから大衆居酒屋などで使われていることから、提灯を見ると飲み屋をイメージする方は少なくないはずです。そこで今回は、提灯の基礎知識をはじめ、コストを安く抑える方法や飾る際のポイントをご紹介します。「居酒屋を開こうと思っている」「お店を和の雰囲気にしたい」という方は、ぜひ提灯を店内外に飾ってみてはいかがでしょうか。

押さえておこう!提灯の基礎知識

飲み屋の代名詞として親しまれている提灯にはさまざまな種類があり、それぞれで特徴は異なります。材質やサイズによって印象は大きく変わるため、「どういう雰囲気にしたいか」「どれくらいのサイズがよいか」などを明確にした上で選ぶことが大切です。

提灯の形状

提灯にはさまざまな種類があり、形状にフォーカスした場合は「長型提灯」と「丸型提灯」の2つに分けることができます。どちらも屋台や飲食店の看板などで広く使われているのが特徴です。

長型提灯
長型提灯はその名の通り、縦長の形をしているのが特徴です。サイズが大きめなだけでなく、少々長めの店名も見栄えよく印字できるので、看板としての役割を十分に果たします。居酒屋や焼き鳥屋などの飲食店をはじめ、神社でもよく利用されているので、多くの人にとって馴染みのあるタイプといえます。

丸型提灯
丸型提灯は、丸みを帯びた形が特徴の提灯です。柔らかな曲線とかわいらしいフォルムが、どこか温かな雰囲気を演出します。長型提灯に比べてサイズが小さいので、ちょっとしたスペースにも飾ることが可能です。印字するときは、ひとつの提灯に何文字も詰め込むのではなく、ひとつの提灯に一文字ずつ入れることで、視認性を確保できます。

提灯の材質

提灯を選ぶ際は、形状だけでなく材質にもこだわることが大切です。提灯に使われている材質は、主に「和紙」と「ビニール」の2種類です。以下で、それぞれの特徴とメリットをご紹介します。

和紙
古くから提灯の材質として親しまれている和紙の特徴は、ザラザラとした質感です。レトロかつ上品な雰囲気を演出できます。そのため、お店に味わい深い趣を取り入れたい方には和紙製の提灯がおすすめです。

ただし、和紙には水に弱いという弱点があります。もし和紙の提灯を店外に飾るのであれば、雨よけとして専用のビニールシートも用意しておくことをおすすめします。

ビニール
ビニールは耐久性と耐水性に優れているので、雨や風などの天気に左右されることなく店外に飾れます。また、色づけが簡単でカラーバリエーションが豊富なこともビニールの特徴のひとつです。ピンクや緑、黄など珍しい色の提灯を飾ることで、お客さまの興味関心を刺激しやすくなります。

なお、ビニールと一言でいっても種類はさまざまで、例えば和紙のような見た目のビニールもあります。これなら和紙の質感を楽しめる他、高い耐久性により長く使い続けることが可能です。

サイズ

提灯のサイズは、大きく「大型」「中型」「小型」の3つに分けられます。サイズによってお客さまに与える印象は異なるため、提灯を取り入れる前に大まかな役割を知っておきましょう。

小型
縦のサイズが60cm未満の提灯は、小型に分類されます。価格が安くサイズもコンパクトなので、手軽に利用できるのが魅力です。

使い方の一例としては、メニューを印字した小型提灯を並べて飾り、「このお店では、このような料理を提供しています」と伝えることで、簡単なお品書きが完成します。

中型
縦のサイズが70cm以上の提灯は、中型に分類されます。汎用性の高さが特徴で、看板として代用できる他、宣伝アイテムとしても活用できます。

例えば一押しメニューを印字した中型提灯を店外に飾れば、道行く人たちに「どんな料理を提供しているのか」を知ってもらうことができます。店内に飾れば、注文数の増加につながる可能性も高まります。

大型
縦のサイズが100cm以上の提灯は、大型に分類されます。小型・中型に比べてインパクトがあるので、人の興味関心を惹く高いアイキャッチ効果が期待できます。看板や広告アイテムとして店外に飾ることで、十分な宣伝効果が期待できます。

購入前に要確認!コストを抑えるための3つのポイント

購入前に要確認!コストを抑えるための3つのポイント

提灯の形状や材質、サイズが決まったら、いよいよ購入です。このとき「費用が膨れ上がらないか」「予算内に収まるか」といった不安を抱える方は多いのではないでしょうか。以下でご紹介する3つのポイントを押さえておけば、低コストで提灯を取り入れることが可能です。

1.ビニールの提灯を選ぶ

和紙の提灯は手作業で製造されているため、ビニールの提灯と比較すると費用が高くなる傾向があります。そのため、なるべく低コストで提灯を取り入れたいのであれば、ビニール製を選ぶことをおすすめします。

2.印字済みの定番提灯を選ぶ

お店オリジナルの提灯はたしかに魅力的ですが、一からデザインを施す必要があるため別途費用が発生します。低コストを重視するなら、「おでん」「串カツ」「酒」など、居酒屋で使う定番ワードがあらかじめプリントされた提灯を選びましょう。安価で販売されていることが多いので、ある程度コストを抑えられます。

3.小型の提灯をメインにする

提灯の値段はサイズによって大きく変わります。小型の提灯に比べて中型・大型の提灯は割高であることがほとんどです。そのため、もし提灯を大量に取り入れるのであれば、小型の提灯を選びましょう。

ルールは必ず守ろう!提灯を飾るときの注意点

ルールは必ず守ろう!提灯を飾るときの注意点

提灯を店外に飾る場合、事前に確かめておかなければならないことがあります。それは、地域の「屋外広告物法」です。これは良好な景観の維持を目的として作られた法律で、広告物の設置が制限されていたり、設置する場合は知事に許可を得なければならなかったりします。詳細な内容は地域によって異なるので、提灯を店外に飾る際は必ず地域の屋外広告物法を確認しましょう。

提灯を取り入れて、お店を理想の空間に

提灯と一言でいってもその種類はさまざまです。形状や材質、サイズによって演出できる雰囲気は異なるので、取り入れる際はあらかじめ基礎知識を把握しましょう。既成品を使ったり、小型の提灯を揃えたりと、工夫次第では低コストで提灯を取り入れることもできます。

「お店を和の雰囲気にしたい」「提灯を使ってクラシックな空間を作りたい」「大きな提灯を飾ってお店をPRしたい」という方は、ぜひこの機会に提灯について理解を深めてみてください。

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