マンション看板の種類とは?材質ごとの特徴や設置する際の注意点
マンションの看板の種類はさまざま。
目的に応じて設置すれば、入居者の住環境を向上させたり、セキュリティを強化させたりすることが可能です。
ここでは、マンション看板の種類、特徴、設置の際の注意点、銘板の材質とお手入れ方法についてご紹介しています。
マンションの看板といっても、その種類は多種多様。用途・目的に合った看板を設置することで住みやすさを向上させることができ、入居者の方へよい印象を与えられます。そこで今回は、マンションを経営している方や、マンションの管理会社の方に向けて、マンションに設置する看板の種類や特徴、設置の際の注意点などについてご紹介します。
どんな看板を設置すればいい?エントランスに設置する看板
【銘板】
マンションの物件名が書かれた看板は「銘板(めいばん)」または「館銘板(かんめいばん)」といい、大家さんのセンスや建物に込めた思いが伝わる“マンションの顔”とも言えるもの。材質に決まりはなく、木材、石、金属、ガラスなど多種多様な中から選ぶことができるほか、デザインによっては「親しみやすい」「モダンで格好いい」「高級感があり上品」など見る人の印象を左右します。
【誘導看板(案内図・フロアマップ)】
誘導看板は、階数や避難経路などを知らせる役割を果たすもの。マンションの入居者だけでなく、宅配業者や引越し業者などの来訪者にも役立ちます。この他、「関係者および入居者以外、立入禁止(立ち入り禁止)」の看板を出すことで、セキュリティ強化にもつながります。
駐車場および駐輪場に設置する看板
駐車場や駐輪場は、敷地内とはいえ視界が行き届きにくい場所です。そのため、入居者ではない方が無断で車や自転車を停めるケースもゼロとは言い切れません。「駐車禁止」「駐輪禁止」などの看板を設置する他、「無断駐車を見つけた場合に罰金を科します」などの警告看板を設置することで、入居者以外の利用を防ぎ、不要なトラブルを未然に回避しましょう。
各フロアに設置する看板
【階数表示看板】
階数表示看板があることで、瞬時に階数を把握することが可能です。フォントによって印象が異なる他、数字+“F”のプレートが単独になっているもの、スクエアの枠に囲まれているもの、階数の間に階段のマークが描かれているものなど、デザインが多彩です。
【部屋番号プレート(ルームプレート)】
部屋番号プレートは、シンプルでモダンなデザインが比較的好まれています。長方形の部屋番号プレートを設置する大家さんが多いですが、基本的に物件のコンセプトに沿って決められることがほとんど。そのため、ドアに直接番号のプレートを貼りつけたり、表札(ネームプレート)タイプの部屋番号プレートを設置したりと、マンションによってタイプはさまざまです。
マンションに看板を設置する際の注意点
銘板・館銘板などに限らず、不特定多数の方へ向けて看板を設置する場合、自治体の条例によって定められている「屋外広告物」として取り扱われることがあると認識しておきましょう。
屋外広告物とは、不特定多数の方へ向けて表示される提示物のことです。「常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもの」という定義が定められており、看板、広告物、建築物の壁面に張り出されている張り紙、賃貸物件の入居者募集などのポスターも屋外広告物にあたります。
お住まいの地域によっては事前申請を行わなくてはならないこともあるため、看板を設置する際は確認しておくことが大切です。
銘板の材質には何がある?特徴とお手入れ方法
銘板・館銘板の材質の中から、人気が高い4種類の特徴とお手入れ方法をご紹介します。
デザイン性と耐久性に優れた「金属」
金属は自由に加工ができるため、既成品でも特注品のような、さまざまな形の銘板があります。また、サビに強いステンレス、風格のある銅、上品で高級感のある真鍮(しんちゅう)、スタイリッシュなアルミなど、豊富なバリエーションから選ぶことが可能です。 金属の銘板をお手入れする際は、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませて、優しく汚れを拭き取りましょう。サビに強いステンレス銘板であっても、雨風にさらされたり、薬剤が付着したりするとサビることがあるので、定期的にお手入れすることをおすすめします。
重厚感と味の風合いが魅力的な「石材」
天然石、大理石、御影石など種類が豊富で、切り出し方などによって一つひとつの“石目”が異なるため、自然物ならではの美しさを楽しむことが可能です。丁寧に磨けばツヤのある光沢を放ち、荒く削ればどっしりとした風格のある見た目に仕上がります。耐候性に優れており、長年の風雨にも耐えることができるため、銘板にぴったりの材質です。
基本的に石材はサビが発生することがないので、柔らかい布で水拭きしたり、中性洗剤で汚れを拭き取ったりしましょう。名称などが彫られた部分が汚れている場合は、柔らかいブラシを用いて優しく洗うと綺麗に落とすことができます。なお、洗剤を使用する際は表面に洗剤が残らないように注意しましょう。
おしゃれで涼しげなデザインが格好いい「ガラス」
彫り込みや専用のシート、レーザーで文字を入れたガラスの銘板は、上品で理知的な印象を与えます。透明なので取りつける場所のデザインを損なうことがないほか、耐候性に優れており、経年劣化しにくいことから銘板の使用目的にマッチする材質といえます。
窓ガラスと同様に、市販のガラスクリーナーで掃除が可能です。ただし、表面に微細な傷が入ると美観が損なわれてしまうこともあるため、お手入れは慎重に行いましょう。取り外せる場合は、表面の埃を落としてからぬるま湯で優しく洗いましょう。
優しくて温かみのある印象を与える「木材」
木材で作られた銘板は、昔から安定した人気を誇ります。美しい木目はカジュアルで温かみのある建物にも、現代的でモダンな建物にもしっくりとなじみます。檜(ひのき)、黒檀(こくたん)、欅(けやき)、イチイなどの銘木は耐久性に優れているため、長年の風雨・風雪に耐えることが可能です。
木材は湿気に弱く、そのままにしておくとカビが生えてしまうことも。できるだけ乾いた布を使い、表面の水分や汚れを落としましょう。どうしても汚れが落ちないときは、ぬるま湯に浸した布をしっかりと絞って使用しましょう。なお、保護塗料の塗り直しを行わなくてはならないケースもあるため、施工を依頼した業者に相談してみましょう。
看板を設置して、入居者に喜ばれるマンションへ
マンション看板は、不要な事故、怪我、トラブルなどを回避できることから、活用目的を明確にした上で設置することが大切です。さらに、手入れを怠ることなく、清潔に保てば、その分入居者も気持ちよく快適な暮らしを送ることができます。また各地域の決まりに則り、適切かつ効果的にマンション看板を設置することで、入居者も安心して暮らすことができます。そのためにも、ぜひ、上記を参考にしてみてください。
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